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2014年に営業部から人事部に異動し、新卒・中途・派遣・障がい者採用全般を行うことになった藤島は、当時のことをこう振り返ります。
藤島 「営業をしていた頃、同じ支店に障がいを持っていても健常者と変わらず活躍している先輩がいました。そうした先輩の姿を見ていたのにも関わらず、いざ自分が障がい者採用をする立場になると、どのように採用活動をすればいいのか最初は戸惑いました。面接前に、応募者の方が『どういった障がいを持っていて、どんな業務ができるのか』といったところまで知ることは難しいです。そのことからミスマッチや早期離職が起こってしまうケースもありました」
こうした問題を解決するために、藤島は障がいを持つ方のことをもっと深く理解する必要があると考えます。
そこで、障がい者が有益な情報を交換できる「場」と、社会参加のための「枠組み」を提供するコミュニティサイト「Open Gate」を運営している株式会社アクティベートラボの増本裕司と意見交換の機会を設けました。藤島は意見交換によって意識に大きな変化があったといいます。
藤島 「採用活動を続ける中で、障がい者と健常者の区別があること自体おかしいと感じていたんです。アクティベートラボの増本さんと意見交換ができたことで、障がいを持った方が求人に応募する際に抱えている悩みを知ることができました。また、障がいについての知識を身につけることができ、私自身の成長にもつながったのではないかと思っています」
意見交換をする中で、従来の障がい者採用の常識を壊し、すべての人がすべての求人に挑戦できる革新的なシステムを構築したいという想いが一致。そうして、すべての人を区別しない「Career Opportunity」を創出することで、誰もが活躍できる社会を実現する新たなプロジェクト「Career Opportunity For DIVERSITY」が立ち上がりました。