アルバイトスタッフと面談をしていく中で、それぞれがさまざまな想いを持っていることもわかりました。

社員になりたい。もっとお店に貢献できる働き方はないだろうか。自分の夢をあと一歩進めたいからアルバイトの時間を減らしたい……。

そうしたアルバイトスタッフの中に、すでにステップアッププログラムの上級に位置する子育て中のママがいることがわかりました。アルバイトをしながらの子育てが大変なことは、想像がつきます。

しかし、ステップアッププログラムでは最上位クラスのアルバイトスタッフ。店としては時間数が少なくても、これからも一緒に働いて欲しい人材です。

そこで、次のステップとして、子育てをしながら働ける時短社員としての登用を提案しました。短い時間でも社員としての保証があれば、安心して働くことができます。この提案に本人もすごく喜んでくれましたし、さらなるステップアップの可能性に、周囲のスタッフのモチベーションアップにもつながりました。

また、ステップアッププログラムを取り入れたことで、店舗で長く働くベテランアルバイトスタッフのやりがいも復活しました。もちろん長く勤めているのでオペレーションなどは完璧にマスターしており、これまでも理念に共感して仕事をしてくれていました。

しかし、長い間同じ業務を繰り返していると、どうしてもマンネリになってしまいがちです。ステップアッププログラムを導入することで、新たな目標を見つけることができ、いきいきと仕事をする姿がみられるようになりました。

仕事の目標を設定し、それを評価して成長を実感できれば、人としても大きく成長します。それはお客さんを笑顔にすることにもつながっていくのです。

今後はアルバイトスタッフだけでなく、社員にもステップアップ制度を導入し、会社全体がさらに成長できるように進めていきます。ファイブグループが大切にする理念を薄めることなく、日本中にファイブグループのお店を展開し、社会に「楽しさ」を通したつながりをつくることを目指します。