コアレスフレックス制度とリモートワークの導入により、メンバーは月の所定時間を満たす形で業務設計を行うことが求められるようになりました。コアレスフレックス制度を活用するメンバーへのアンケートでは、業務効率が上がったと感じている声が70%、生産性も21%上昇していることもあり、制度のメリットは十分あったと考えられます。

また、地方の実家に戻り、介護にあたったメンバーもいます。介護休暇の取得や離職をせずに継続して働けることは、会社にとってもメンバーにとっても大きなメリットです。

通勤不要の働き方は、都市部以外で暮らす優秀な人材を確保することにもつながります。現にアイデミーでは、地方からリモートワークをしているメンバーもいます。

通勤不要の自由な時間が増えた分、趣味や自己研鑽に費やすメンバーが増え、ワークライフバランスのとれた生活を送れるという点でも、大きな成果をもたらしました。

特に小さな子どもを持つ男性メンバーは、育児に参加しやすい環境にもなったといいます。

山下 「CTO清水 俊博がGoogleカレンダーに『育児優先タイム』と登録したことがきっかけです。この予定に刺激を受けた男性メンバーが、同じように育児予定を登録するようになったのです。

『幼稚園送迎』『子どもの健診のためブロック』など、さまざまな形の育児予定が入力されていますが、『優先』『調整可能』など、他のメンバーへの配慮も忘れずに予定が組み込まれています。

育児優先タイムをカレンダーに入力している子育て中のメンバーは多く、お子さんを膝に乗せてミーティングをしていることも。仕事と育児を両立する、“ライフの中の仕事”が浸透しています」

アイデミーは20代のメンバーが半数以上を占め、若い世代によって支えられている企業です。これから結婚、育児を迎える若いメンバーのためにも、女性に限らず男性も育児に参加するのが当たり前という風潮が根付くことを目指します。

また、自己管理で業務に取り組む新しい働き方の中で、仕事もプライベートも充実させながら、社員が長期的に就労できる環境をアイデミーは実践し続けていきます。